フォンダンショコラ
こんにちは、私です。
前回は下記の記事で、明治のチョコレートのクオリティが高いので味わってほしい話をしました。
まだまだあなたに紹介したい沼はいくつもあり、具体的には
名古屋、多治見のケーキ、スイーツ、焼き菓子、カフェ | シェシバタ
↑ これと、
↑ これです。
私の浅薄な経験ではありますが、他とは一線を画す感動レベルの味わいに包まれた二軒です。
お分かりかと思いますが、今日もチョコレートの話です。
今日は前者だけでも紹介できればいいですね。
人が何か情報を伝えるときには言葉を使いますが、あまりにおいしいものを食べてしまうと語彙が奪われるので食レポができません。台詞は感情が溢れたときにしか出てきませんが、感情があまりに揺さぶられると言葉って出てこなくなるんです。
具体的には下記のこれです。
シズル感に負けて、味噌の大葉巻きと肉厚なイカの塩辛のいいやつを買って家で炊きたての白米と夕食にしたのですが、食べているあいだずっと美味しさで語彙が消滅してました。食レポを求められても「うまい」とか「ヤバい」しか言えないやつ。最高。
— あおのり (@aonori33) 2016年12月6日
口にすると目の前のそれを味わうことしかできませんから、褒めてる場合じゃないんです。幸いにも私は今、上記の商品を目の前にしているわけではないので、言及することができます。
では、やっていきます。
Chez Shibata のフォンダンショコラ
ところで皆さんは名古屋に縁がある生活をしていますか?
私は今のところないのですが、名古屋や多治見市に縁があれば絶対に行きたいところがあります。
ここです。「シェシバタ」
私はこのお店に行ったことは無いのですが、
高島屋で今年(2016年)行われていたショコラの祭典、
「Amour du Chocolat」をめぐっていた日に出逢うことができました。
そしてその場で一目ぼれしてしまったものが、
フォンダンショコラ | シェ・シバタ – オンラインショップ
このフォンダンショコラです。
冗長になるの嫌なので、ちょっとリンク先で芸術鑑賞してきてください。
このお菓子はたぶん芸術です。
視覚で味わいましたか?
では、想像してください。
このフォンダンショコラ、切り分けた断面の光沢が、その舌触りの滑らかさと生地の濃密さを物語っています。ほんの少し口に含めば、舌の上にショコラの風味が広がり、咀嚼と同時にまるでショコラショーを頂いたかのような高密度ショコラ体験です。
いいですか、度を超えた濃密さは、食べただけで暴力的な快感をもたらします。ショコラの苦みのおかげで甘すぎることもありません。嚥下した余韻の消えぬうちに次の一口を味わいたくなります。止まりません。
補足ですが、ショコラショーというのはこれです。
【ビバ!!ベバレッジ】とろーり濃厚ショコラ・ショー|11<飲料>ビバ!!ベバレッジ|食のコラム&レシピ|辻調グループ 総合情報サイト
ココアより濃いチョコレートドリンクだとご理解いただければ。
あなたがまだショコラショーを味わったことがないのであれば、ショコラショーしましょう。
ショコラショーやホットドリンク、ホットワインなんかもそのうちに書きたいですね。
あと、このすばらしいショコラショー、上でリンクを貼ったページがオンラインショップになってまして、注文ができます。
念のためもう一度貼っておきましょうか。
いいですね、フォンダンショコラ。
これを書きながら、記憶だけで幸せな気持ちが溢れてきました。
いつか名古屋に行ったら、ここのケーキを味わいたい。その思いが積もる日々です。
フォンダンショコラの伝道ができたので、今日はこのあたりで。
あなたがこの幸せに出会えた日には、それを言葉にする必要はありません。
褒めている時間がもったいないですよ。
次回は、残るもう一つの沼へあなたを引き摺り込みましょうか。
THEチョコレート
こんにちは。私です。
料理と肉とディズニーと、数学とマーケティングが好きです。
食べることが好きな、好奇心の奴隷です。
これが私です。なにか言います。
これも私です。何か書いてます。
文頭に自己紹介があるなんて、他人の記憶領域をゴミ箱と勘違いしているんじゃないだろうか
— おのりん (@aonorin33) 2015年2月16日
昔の自分にどやされたので本題に入ります。
この記事は私の初のブログ記事です。
伝道師になろうアドベントカレンダー
http://www.adventar.org/calendars/2037
12/6の記事になります。
チョコレートにときめいた話
冬はチョコレートが美味しくなる時期ですからね。
私の冬はどこかにいつもチョコがあるタイプの生活になります。
みなさんはチョコレート足りてますか?
これの話をします。
コンビニで見かけたことがあると思います、
明治の meiji THE Chocolate 。
CMでおなじみです。純チョコレートといえば明治ミルクチョコレートですね。
私はいまから、このチョコレートのどこに惚れこんだか滔々と語るので、みなさんは飯テロを喰らっていてください。
この伝道のターゲットは、まだチョコレートの沼に落ちていないあなたです。
チョコレートの味わいはカカオの産地や製法、カカオ成分の比率、加工工程によって大きく変わります。ですがそんな難しいことは忘れましょう!
表面的な話をします。
このチョコレートの素晴らしい点は、どんなチョコなのかパッケージにしっかり書いてくれているってことです。良いチョコレートになるほどに顕著なのですが、やたらと表現が抽象的に、観念的になります。しかし明治は違う。意味を届ける工夫がある。
ウリはどこなのか、あなたが味わうその瞬間に、何を意識してほしいのか。こだわりはどこなのか!それをパッケージにしっかりと書いているんです!これって、じっくりと味わってほしいスイーツならではの戦略だと思いませんか?
あなたが、ちょっとちゃんとしたケーキを食べるときを考えます。しっかり味わって食べますよね?「このケーキの美味しさを脳に刻みたい」って、そういう味わい方をしているはずなんです。そのときあなたは、シンプルに味覚だけでケーキに向き合っているレベルじゃないんです。その可愛い装飾に、色鮮やかなつややかな外見に、口に入れた瞬間にふわりと口腔を、鼻腔を埋め尽くす香りと、頭蓋で感じる歯触りと、舌にふれる感触、喉へ向かうすべての情報を喜びに変換する、そんな食べ方をしているはずなんです。いちいち気にしていなくても、あなたの脳は喜びを噛み締めているはずです。そうでしょ?
このTHE Chocolateは、その脳に刻み込む美味しさにガイドラインを引いてくれているんです。力強い深みを鼻腔から感じとってほしいのか、華やかな果実味を口の中で咲かせてほしいのか。そのチョコレートの持っている美味しさを引き出して、ちゃんと魅力に気付いてあげられる、そういうやさしさがパッケージひとつとってもあります。
これこそが、私が「チョコレートの沼に落ちていないあなた」にこのチョコレートを味わってほしい最大の理由です。
ちょっと抽象的な話をします。
人を沼に沈めるにはいくつか方法がありますが、いちばん手っ取り早いのが「情報の解像度を上げてしまう」ことです。解像度というのは、違いを区別する能力だと思ってください。
あれとこれは違う。これはこういう特徴がある。そうやって記号が、ラべリングが豊かになると、人は興味を持ちます。違いを楽しむ余裕ができます。新しいものに惹かれます。そのために必要なのは、適切な情報を適切なタイミングで投与することです。一度興味を持ってしまえば、人間は誰しも好奇心には逆らえないので沼に沈みます。
THE Chocolateには、どんなひとでも分かる情報と、しっかりとした味わいと、こだわりが詰まっています。明治の人に会ったことはありませんが、これは絶対に愛と気合が入っています。だからこそ、ほんとうにおいしいものが、だれにでも違いを分かるように示されている!いま、このチョコと巡り合ってください!コンビニで売ってますから、ゴディバ一粒よりずっと安いですよ。スタバで飲んだあの一杯より安いんです!
チョコレートは幸せをカタチにしたものだと思っています。どうかあなたがこの幸せを味わえますように。そしてチョコレートに沈みましょう。
さて、このブログではあまり詳しい話は書きません。
あまり長く書いてあなたの興が削がれてはいけませんし、想いを語るあまりに体験をすべて言葉にするのは無粋です。
身近なコンビニで、あなたの幸せが手に入りますように。
次回はきっと、幸福が溢れて語彙を奪う甘味の話。