THEチョコレート
こんにちは。私です。
料理と肉とディズニーと、数学とマーケティングが好きです。
食べることが好きな、好奇心の奴隷です。
これが私です。なにか言います。
これも私です。何か書いてます。
文頭に自己紹介があるなんて、他人の記憶領域をゴミ箱と勘違いしているんじゃないだろうか
— おのりん (@aonorin33) 2015年2月16日
昔の自分にどやされたので本題に入ります。
この記事は私の初のブログ記事です。
伝道師になろうアドベントカレンダー
http://www.adventar.org/calendars/2037
12/6の記事になります。
チョコレートにときめいた話
冬はチョコレートが美味しくなる時期ですからね。
私の冬はどこかにいつもチョコがあるタイプの生活になります。
みなさんはチョコレート足りてますか?
これの話をします。
コンビニで見かけたことがあると思います、
明治の meiji THE Chocolate 。
CMでおなじみです。純チョコレートといえば明治ミルクチョコレートですね。
私はいまから、このチョコレートのどこに惚れこんだか滔々と語るので、みなさんは飯テロを喰らっていてください。
この伝道のターゲットは、まだチョコレートの沼に落ちていないあなたです。
チョコレートの味わいはカカオの産地や製法、カカオ成分の比率、加工工程によって大きく変わります。ですがそんな難しいことは忘れましょう!
表面的な話をします。
このチョコレートの素晴らしい点は、どんなチョコなのかパッケージにしっかり書いてくれているってことです。良いチョコレートになるほどに顕著なのですが、やたらと表現が抽象的に、観念的になります。しかし明治は違う。意味を届ける工夫がある。
ウリはどこなのか、あなたが味わうその瞬間に、何を意識してほしいのか。こだわりはどこなのか!それをパッケージにしっかりと書いているんです!これって、じっくりと味わってほしいスイーツならではの戦略だと思いませんか?
あなたが、ちょっとちゃんとしたケーキを食べるときを考えます。しっかり味わって食べますよね?「このケーキの美味しさを脳に刻みたい」って、そういう味わい方をしているはずなんです。そのときあなたは、シンプルに味覚だけでケーキに向き合っているレベルじゃないんです。その可愛い装飾に、色鮮やかなつややかな外見に、口に入れた瞬間にふわりと口腔を、鼻腔を埋め尽くす香りと、頭蓋で感じる歯触りと、舌にふれる感触、喉へ向かうすべての情報を喜びに変換する、そんな食べ方をしているはずなんです。いちいち気にしていなくても、あなたの脳は喜びを噛み締めているはずです。そうでしょ?
このTHE Chocolateは、その脳に刻み込む美味しさにガイドラインを引いてくれているんです。力強い深みを鼻腔から感じとってほしいのか、華やかな果実味を口の中で咲かせてほしいのか。そのチョコレートの持っている美味しさを引き出して、ちゃんと魅力に気付いてあげられる、そういうやさしさがパッケージひとつとってもあります。
これこそが、私が「チョコレートの沼に落ちていないあなた」にこのチョコレートを味わってほしい最大の理由です。
ちょっと抽象的な話をします。
人を沼に沈めるにはいくつか方法がありますが、いちばん手っ取り早いのが「情報の解像度を上げてしまう」ことです。解像度というのは、違いを区別する能力だと思ってください。
あれとこれは違う。これはこういう特徴がある。そうやって記号が、ラべリングが豊かになると、人は興味を持ちます。違いを楽しむ余裕ができます。新しいものに惹かれます。そのために必要なのは、適切な情報を適切なタイミングで投与することです。一度興味を持ってしまえば、人間は誰しも好奇心には逆らえないので沼に沈みます。
THE Chocolateには、どんなひとでも分かる情報と、しっかりとした味わいと、こだわりが詰まっています。明治の人に会ったことはありませんが、これは絶対に愛と気合が入っています。だからこそ、ほんとうにおいしいものが、だれにでも違いを分かるように示されている!いま、このチョコと巡り合ってください!コンビニで売ってますから、ゴディバ一粒よりずっと安いですよ。スタバで飲んだあの一杯より安いんです!
チョコレートは幸せをカタチにしたものだと思っています。どうかあなたがこの幸せを味わえますように。そしてチョコレートに沈みましょう。
さて、このブログではあまり詳しい話は書きません。
あまり長く書いてあなたの興が削がれてはいけませんし、想いを語るあまりに体験をすべて言葉にするのは無粋です。
身近なコンビニで、あなたの幸せが手に入りますように。
次回はきっと、幸福が溢れて語彙を奪う甘味の話。